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ヒトは生まれたその瞬間から老化が始まるともいえます。要らなくなった細胞が消滅するのと必要な細胞が生み出されていくバランスが重要で、消滅する細胞のほうが多いといわゆる老化現象が始まります。白内障、緑内障、ドライアイ、加齢黄斑変性など、中高年期の眼科疾患の多くは老化が主原因です。今回は2年ほど前に米国眼科学会から示された「老化から眼を守る5項目」を紹介させていただきます。 |
1. 眼科で検診を受けましょう |
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40歳になったら一度眼科で検査を受けましょう。しばしば40歳頃から目の加齢性変化が生じます。緑内障や加齢黄斑変性は初期段階では自覚症状が全くありません。もしその兆候が見つかれば悪化を防ぐために治療を始めることができます。
54歳までは2〜4年に一度、64歳までは1〜3年に一度、それ以降は1〜2年に一度もしくは眼科医が提案する頻度での検診をお勧めします。
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加齢黄斑変性、緑内障、白内障などの眼科疾患は遺伝する可能性があります。近親者に加齢黄斑変性のかたがいる場合、約50%のかたに加齢黄斑変性を発症する危険性があります。またご家族に緑内障の患者さんがみえる場合には、あなたが緑内障になる危険率が4〜9倍になります。あなたの家族歴を眼科医に伝えることで、より早い診断が可能となり、あなたの目を守ることにつながります。
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3. 禁煙しましょう |
目の健康を守るためにもっとも良いことのひとつは禁煙です。タバコは白内障と加齢黄斑変性のリスクを高めます。またドライアイも悪化させます。また心血管系の疾病リスクを高め、間接的にも目の健康を脅かします。
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4. 食べ物に気を配りましょう |
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柑橘系の果物、植物油、緑黄色野菜、サケやマグロなど冷たい海にいる魚などが目の健康にいいことが示されています。日々の食生活の積み重ねが大切です。
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5. 血圧や血糖値に注意しましょう |
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高血圧・高コレステロール・高血糖などは目の病気のリスクを高めます。これらの数値を把握して正常範囲にコントロールすることは、目の健康だけでなく全身の健康を維持することに役立ちます。 |
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