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パソコンで目が疲れているかたへ

 今回は、米国眼科学会(AAO)から提言されました「職場での眼精疲労を減らす簡単な5つの方法」を紹介させていただきます。
1.モニターは腕の長さ分ほど離しましょう
 近くを見ることは遠くを見るのよりも目が疲れます。パソコンの画面を見るときには60センチほど(腕の長さ分)離して見ましょう。もし文字が見にくい様なら文字の大きさを調整しましょう。
2.輝度を調節しましょう
 まぶしいほどの光は目を疲れさせます。もしできればスクリーンフィルターを使用して輝度を抑えましょう。
3.目を休めましょう
 長い時間連続して近い距離で画面を見たり文字を読んだりすると目が緊張してしまいます。20分毎に20秒間遠く(6m以上)を見て目を休めましょう。遠くを見ることで目を休めることができます。
4.ドライアイを防ぎましょう
 多くのオフィスでは空気が乾燥しています。特に冬場は暖房によりドライアイが悪化します。デスクに小型の加湿器を置いたり、人工涙液を点眼して目を潤しましょう。
5.周囲も明るくしましょう
 周囲よりもモニターが極端に明るいと目に負担が掛かります。周囲の明るさを調整することで目の緊張が和らぎます。モニターのコントラストを上げるのも効果があります。

 現代では多くの職場でパソコンの画面を長時間見ることが普通になっています。パソコンの画面を見ながら作業をしていると、通常1分間に14回程度ある瞬目が1/2から1/3に減ってしまいドライアイを引き起こすといわれています。また近くの画面を見続けることで目の焦点を調節する筋肉に負担がかかり、眼精疲労が生じてきます。最近ではパソコンよりもさらに近距離で小さな画面のスマートフォンを見続けることによって他のところに焦点が合わなくなってしまう現象が「スマホ老眼」などと呼ばれています。

 今回提言された5つの方法は手軽にできて効果も大きいと思われます。日頃から目の疲れを自覚されているかたは是非取り入れてみてはいかがでしょうか。
http://www.aao.org/newsroom/news-releases/detail/ergonomics-eyes-tips-avoid-
computer-eye-strai
2016年6月1日掲載 
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