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花粉症は症状が出る前からの治療がお勧めです
 アレルギー性鼻炎には通年性アレルギーと季節性アレルギーがあり、季節性アレルギーのなかで花粉が原因となっているものを花粉症と呼びます。花粉症では目もかゆくなり、涙が流れ、充血してきます。原因となる主な植物はスギ・ヒノキ(2月後半〜4月頃)、イネ科雑草(5月〜9月頃)、キク科雑草(9月〜11月頃)などです。2001年に実施された全国疫学調査によると、全国平均15.6%、東海地方は28.7%のかたが花粉症であると報告されています(*1)。
 目の症状に対する治療としては、抗アレルギー薬の点眼が主体となりますが、かゆみが強かったり、結膜浮腫など重症と判断された場合にはステロイド薬の点眼が必要となることもあります。ただ、ステロイド点眼薬を使用する際には、眼圧上昇などの副作用が生じる可能性があり、眼科で診療を受けていただいた方が安心です。また、アレルギー治療薬の使用方法として花粉飛散開始とともに、症状が出る前から薬剤の投与を始める初期治療は、症状が出現してから治療を始めるより効果が高いことが分かっています。
 2020年の花粉飛散量の予測は、東海地方では2019年に比べて非常に少なくなっています。花粉症のかたには朗報ですが、毎年症状が強いかたは症状が出る前からの治療がお勧めです。名古屋の2020年スギ花粉の飛散開始時期は2月21日と予測されていますので(*2)、2月中に眼科を受診し点眼薬を始められると良いと思います。
〜今回の記事は厚生労働省ホームページ「花粉症特集」(*3)を参考にさせていただきました〜
*1: 奥田 稔(2002)スギ花粉症の疫学 - 全国調査の問題点 - .「日本醫事新報」,
4093.17-24
*2: 2020年 春の花粉飛散予測(第2報) - 日本気象協会 tenki.jp
https://tenki.jp/pollen/expectation/
*3: 厚生労働省ホームページ 花粉症特集
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/
kenkou/kafun/index.html
2020年2月1日掲載  
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