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 おかげさまで「なんよう眼科クリニック」を開設させていただいて、7年目を迎えることができました。これもみなさまがたのご理解とご支援のおかげと感謝しております。
 現在、4校の私は学校医(眼科)を務めさせていただいております。学校医というのは学校保健法により「学校における保健管理に関する専門的事項に関し、技術及び指導に従事する」と定められています。小学校では内科、眼科、歯科の医師が学校医となり、中学校ではそこに耳鼻科医師が加わります。眼科の場合、具体的には、春の眼科検診、秋の就学時検診、および学校保健委員会への出席が主な業務で、場合に応じて学校保健業務に対して助言や指導を行います。
 就学時検診ではかわいらしい園児が緊張した面持ちで来るのを身をかがめながら診察しますが、中学校の検診になると自分よりも大きな生徒さんを診るためにこちらが背伸びをしなくてはならないこともあり、こどもの成長はすごいなと実感します。また、各校で開かれる学校保健委員会では学校の様子や成長の記録の報告を聞くことができ、また、先生がたや保護者の方と意見を交わすことができる貴重な時間となります。
 そのなかで、眼科医として毎年気にかかるのはお子さんたちの視力です。携帯ゲーム機や受験勉強などの影響で、以前に比べると視力が良くないお子さんが低年学年にも増えてきているように思われます。また、学校検診で視力不良のため「眼科受診のおすすめ」を学校からお渡ししても眼科に行かれないかたが4割ほどおみえになります。名古屋市ではおととしの秋から小学生の医療費が無料化されましたが、それにも関わらず眼科を受診されないかたの割合はあまり変化がないようです。
 眼科を受診する時間がなかなか取れなかったり、眼科を受診しても近視は治らないので…などの理由で眼科までなかなかお越しいただけないのではないでしょうか。確かにお子さんの視力低下の一番多い原因は近視で、近視に対する確実な治療法がないのは事実です。しかし、お子さんの視力低下には、斜視、弱視、睫毛内反、心因性視力障害などの疾患が隠れていることもあります。特に小学校低学年のお子さんが「眼科受診のおすすめ」の用紙をもらった場合には、早めに受診されるようお願いできれば幸いです。
 かくいう私も自分の子供たちが最近近視になってしまいました。目の緊張をほぐすような目薬を使ってみたり、近見用の眼鏡を与えてみたりしましたが、効果はあまりないようです。近視は遺伝要因と環境要因の組合せで生じてきます。うちは夫婦ともども近視ですので、やっぱり遺伝要因には勝てないのかなと少し思っているこのごろです。
 7年目を迎え、ますますみなさまがたから信頼され地域に貢献できる医院を目指してスタッフ一同しっかり努力していきたいと思っております。何卒よろしくお願い申し上げます。
なんよう眼科クリニック
院長  野 村 秀 樹
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