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しろめのゼリー状のできものの正体は?

 眼球のしろめのところの薄皮(結膜)にゼリー状の塊ができることがあります(写真1)。それは結膜嚢胞(けつまくのうほう)と呼ばれていて、結膜の下の組織の中に迷入した結膜上皮が増殖して袋状になり、中に結膜上皮が分泌する粘液が貯留したものと考えられています。
結膜嚢胞の症例
【写真1】結膜嚢胞 

 悪性の腫瘍ではありませんので放置しておいてもかまわないのですが、少しゴロゴロした違和感が生じることがあります。治療法としては、針で中の粘液を抜く方法がありますが、しばしば再発することがあります。根本的な治療法としては、結膜を切開して中の嚢胞を袋ごと摘出する方法があります。嚢胞が結膜と癒着していなければ、結膜を小さく切開し嚢胞を摘出すれば比較的簡単に済み、当院でも対応可能です(写真2)。嚢胞と結膜が癒着している場合は結膜の再建が必要になるため専門の先生をご紹介させていただきます。ただ、袋が極めて薄いので途中で破れてしまうこともあり、再発する可能性もあります。
摘出した結膜嚢胞
【写真2】摘出した結膜嚢胞 
2022年7月1日掲載 
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