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 院長の野村です。早いもので開院して12年となりました。干支の一回りに相当します。おかげさまでこれまで大きな滞りもなく診療を続けてくることができました。これも日頃当院に来てくださる皆様、地域で当院を応援してくださる皆様、当院の業務にさまざまな形でご協力くださる皆様、ならびに診療をサポートしてくれているスタッフたちのお陰です。改めて感謝を申し上げます。
 昨年も日本の先生がノーベル賞を受賞されました。医学生理学賞の大村智先生と物理学賞の梶田隆章先生です。
 梶田先生は物質の最小単位である素粒子の一つ、ニュートリノに重さ(質量)があるのを初めて確認されました。これまでの素粒子物理学の常識を覆し、宇宙や物質が誕生した謎の解明に迫る手がかりのひとつになると考えられています。大村先生は静岡県のゴルフ場の土から見つけた細菌からイベルメクチンという薬を作られました。この薬は熱帯地方にまん延するオンコセルカ症に劇的な効果を発揮し、2億人以上を失明の危機から救ったといわれています。
 お二人に共通するのは、強い信念と弛まぬ努力のような気がします。梶田先生は岐阜県にあるスーパーカミオカンデで膨大で緻密な観測を行い、その結果からニュートリノの質量を証明されました。大村先生はどこに行かれるにも常に小袋を持参され、全国各地で年間2500もの細菌を採取されるそうですが、そのほとんどが役に立たないそうです。そんな中からわずかな可能性を求めて研究を続けておみえになります。
 とても自分にはそんな強い信念はありませんが、ひとりひとりの患者さんと真摯に向き合い、きちんとした診療をできるように心がけていきたいと思っています。
 この一年で印象に残っている本は、「僕らはまだ、世界を1ミリも知らない(太田英基著)」と「冬姫(葉室麟著)」です。
 前者は、20代で起業した著者がバックパックにジャケットとネクタイを詰め込み、2年、50カ国、1000人以上のビジネスマン達との出逢いを重ねながら旅した世界一周の記録です。色々な国の色々な人たちとコミュニケーションをしながらリアルな世界を実感していく。こんな生き方ができたら楽しいだろうと思いながら一気に読みました。世界遺産や絶景を見たところで世界を知ることにはならないという著者の言葉には耳が痛かったです。
 後者は、織田信長の娘で、蒲生氏郷の正室であった「冬姫」の生涯の話です。初めて戦国女性の物語を読んでみて、武将だけではなく女性たちも、家を守るためにそれぞれのいくさを戦っていたことがよく分かりました。またその中で冬姫の凛とした生き方に感動を覚えました。
 最近なかなか読書の時間を取るのが難しかったのですが、最近寝る前に筋トレを兼ねて立ったまま本を読むようにしてみました。以前は面白い本に出会うと途中で止まらなくなっていましたが、立ち読みしていると足腰が疲れてきていい具合に眠たくなります。まさに一石二鳥、寝つきが良くないかたにもお勧めです。

 昨年は新たに4名のスタッフが当院で働いてくれることになりました。なかには眼科が初めての者もいて、不慣れなためご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。ずいぶん仕事にも慣れてきましたが、現在も私やベテランスタッフが指導しております。どうか皆様にも温かい目で見ていただけますようお願い申し上げるとともに、何かお気づきのことがありましたらお知らせいただけると幸いです。
 今後も、皆様の目の健康を守り、皆様が笑顔で過ごせるよう、スタッフ一同全力を尽くしたいと思っております。何卒、よろしくお願い申し上げます。
なんよう眼科クリニック 院長
日本眼科学会認定眼科専門医
野 村 秀 樹
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