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角膜ジストロフィとは、遺伝性の病気で目の角膜(くろめの部分)に沈着性の混濁が生じる疾患です。主なものには、顆粒状角膜ジストロフィ、格子状角膜ジストロフィ、斑状角膜ジストロフィ、膠様滴状角膜ジストロフィ、フックス角膜内皮ジストロフィなどがあります。
日本人で最も頻度の高いのが顆粒状角膜ジストロフィです。顆粒状角膜ジストロフィでは青少年期から両眼の角膜実質表層に小さな混濁生じてきます。初期にはほとんど症状がありませんが、年齢とともに濁りが増えてくると、まぶしさや目の異物感を感じることがあります。角膜の中央付近に混濁が生じると視力低下を来たしますが失明することはほとんどありません。 |
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